リフォームを考えるときの
「金融リテラシー」と「不動産リテラシー」
リフォームは、住まいを快適に保ち、資産価値を守るための大切な選択です。
一方で、金額が大きくなるケースもあり、計画を誤ると将来の家計や住宅価値に影響が出てしまうこともあります。
そこで重要になるのが、金融リテラシーと不動産リテラシーの二つの視点です。
金融リテラシー
「ムリのない計画で、安心して工事を進める力」
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どの程度の予算で、どこまで工事できるか
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現金・ローン・補助金など、資金の組み立て方
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光熱費や維持費がどう変わるか
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将来の家計や教育費・老後資金に負担が出ないか
特にリフォームローンや住宅ローンの借換えを併用する場合は、
総額が長期の家計にどう影響するかを整理することが安心につながります。
不動産リテラシー
「価値を守り、暮らしやすさを高めるための視点」
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建物の状況に合わせて、必要な工事を優先できているか
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外壁・屋根・水回りなど“家の寿命に関わる部分”を見極める
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将来の売却時にもプラスになるリフォームかどうか
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安全性(耐震・防水・断熱)の向上につながっているか
住まいの価値は、
“どこに手を入れるか”で大きく変わるため、
お客様に合った適切な判断が大切です。
訪問販売のリフォームでトラブルが増えています
近年、外壁塗装や屋根工事などで、
訪問販売による“急な営業”や“過度に不安をあおる説明”が問題になるケースが全国的に増えています。
たとえば、
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「今すぐ工事しないと家が危険になります」
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「本日契約なら大幅に値引きします」
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「無料点検です」と言いながら不安を強調する
といった、判断を急がせるような提案が見られることがあります。
もちろん、訪問販売そのものが悪いわけではありません。
ただし、十分な比較検討ができない状態で契約してしまい、後悔につながる事例が多いのも事実です。
安心していただくために大切なのは、
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会社の実績が確認できるか
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見積もり内容が明確か
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必要な工事と不要な工事が区別されているか
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適正価格かどうか
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写真・根拠をもとにした丁寧な説明かどうか
こうした点を冷静に見極める「不動産リテラシー」が役立ちます。
まとめ
リフォームは、
**家計に無理のない資金計画(金融リテラシー)**と、
家の価値を守る適切な判断(不動産リテラシー)
この両方がそろうことで、安心と満足のいく結果につながります。
特に外壁・屋根などのリフォームは、見ただけではわかりにくい部分が多いため、
信頼できる説明と、根拠に基づく判断がとても大切です。
住まいの状態を正確に把握し、必要な工事を無理なく選ぶために、
どうぞお気軽にご相談ください。
専門的な内容も、わかりやすく丁寧にサポートいたします。
